2017-01-01から1年間の記事一覧
外からみる台所、2017年のハイライトを振りかえります。 かつてここまで隠れながら自己主張する台所の窓があったでしょうか。 両開き窓の横いっぱいに棚板が渡されているところ、そして模様入りの型ガラスが良い!等間隔に置かれている鍋やヤカンも可愛らし…
酔うために飲む酒はみっともない。ごもっとも。ごもっともだけど、みっともないと思いながら酔うために飲んだことがあるし、またいつか飲むこともあるだろうな。そういう酒がひとを救うのか腐らせるのかは分からないけどそういう酒の味を私は覚えている。酔…
とくに目的もなく行ったIKEAでちょうどいいラップトップスタンドを買った。 ほんとはナプキンホルダーだったんだけどね。 バネとかで閉じる仕組みはとくになくて、挟んでいるものの重さで閉じるだけ。斜めに立てかけるスタンドみたいにやたら幅の出る印象が…
今夜は会社帰りに急な雨に降られてしまいました。雨の日に濡れた傘を持つのがいやで、雨が降っていてもギリギリまで傘をささない性分です。一見無神経なようですが電線の下は歩かない、繊細なこだわりがあります。電線直下は電線に溜まった大きな雨粒にベシ…
なぜ読みおえてから書けないのか。「プリズン・ブック・クラブ」の読中感想文です。
みなさん、作品自体には賛否両論さまざまあると思いますがDVDになった時点から、「LA LA LANDを観ている時間」と「LA LA LANDが観れるにも関わらずLA LA LANDを観ていない時間」、二種類の時間しかなくなったという事実には(驚くべきことながら)同意してい…
関係ないけど中学生の頃に読んだ「象の消滅」で嘘を嘘っぽいまま信じさせてしまう村上春樹の語り口に惚れていていまでも憧れている
七月九日。 切っているキウイを床に落としてしまった。鈍らになった包丁の刃が果肉を引きずってまないたからそのまま落ちていった。無印良品のオールステレンス包丁は買ったときからすっとぼけた切れ味だったけど、最近はとくにひどくて石器と言って差し支え…
村上春樹の本はよく読むけど、ぜんぶ読んでいるわけではない。私はハルキストではないし今後ハルキストになることもないだろう。でもこれからも何度も村上春樹を読むだろう。それでいいじゃないの、ね。 ただ彼には長く文を書いていてほしいな。 F・スコット…
電車内の目にとまった広告が元宇宙飛行士の文だった。宇宙で感じたことについて子供にあてて綴られた親しみやすい言葉が、とてもありがたいものですよと全力で広告に演出されていて目で文を追ううち急激にシラケてきた。最終的にはちょっとインド行っただけ…
食事と生活の日記、3です。
書くだけで脳が尋常じゃなく疲弊したので4ステップは未検証です(すみません)
当たり前の話なのだけど、一人暮らしをしていて家族がいないと「これだれの服〜?」みたいなことが起こらないな、と思いながら乾いた洗濯物を畳んでいる。実家の母も洗濯物を畳むたび「だれの服〜?」と子供たちを呼んだ昔を思い出したりするだろうか、しな…
五月十九日。 果物の皮を剥くときは原石から宝石を切りだすような気持ちでカットしている。皮を剥くのではなく、塊からみずみずしい果肉を取りだすイメージ。 宝石は面が多いほど輝きが増すけど、果物はなるべく少ない面で最大の果肉を得るようなカットがふ…
五月十六日。 会社帰りにスーパーに寄る。豚肩ロースのスライスがグラム93円。安い。豚肩ロースといえば、オーブンで蒸し焼きでしょう。 部屋に着いたら荷物を下ろして豚肉に塩と胡椒を振る。玉葱をたっぷり10㎜くらいの厚さに切ってクッキングシートに並べ…
自分を植物にたとえると何か、という他愛ない問いかけが話題に上ったのは会社の課員で飲みにきている居酒屋の席でのことだった。もとは社内報の裏表紙で新入社員に投げかけられていたものだった。 ご存知のように弊社は造園会社である。すぐに答えが出るのか…
野菜のグッドパッケージデザイン賞を選ぶなら、グランプリはそら豆であると確信している。 豆を守る硬い鞘、さらにその内部で安全に輸送するクッション材。そして、なんといっても鞘をこじあけたときのプレゼンテーション力。 やわらかな純白の綿のなかにき…
同僚が彼女と意見が食い違ったときホワイトボードで状況整理しようとすると「そんな仕事みたいにしないで!」ってキレられるって話してて、その場にいた同僚女性は全員「ホワイトボードいるやろ…」「あったほうがいい…」ってなってたので普段の仕事の脳の使…
寿司が食べたい。寿司を持ちあげ、チョンと醤油につけると同時にパッと魚の脂が醤油の黒い湖面に広がり、期待の歓声が心のなかであがる。舌の熱で融けたネタの旨みと、ほのあたたかなシャリが口のなかでほぐれ、混ざりあい、私は惜しみない拍手をおくるよう…
「冬の夜ひとりの旅人が」の感想です
トンポーローを作った話です。
料理をしていたときに考えていたことです。
実家の鳥が飛べなくなった。 飛べなくなったのは年始のことで今は快方に向かっているからもう笑い話だけど、実家で飼っている鳥(五歳になるオカメインコ)が飛べないと最初に知らされたときは冗談かと思った。しかし母の真剣な様子だとどうやら本当に飛べな…
下味に漬けた鶏胸肉を茹でるだけの鶏ハム。 割いて野菜と合わせてサラダにしてもおいしいけど、私はホットサンドで食べるのが好きです。鶏ハムをチーズと一緒にパンに挟んで表面にバターを塗って香ばしく焼く。
あけましておめでとうございます。 2017年。とてつもなく未来にきてしまったものですね。10代の頃の自分からみたらもはや私も疑う余地のない中年でしょう。積みあげてこれたものがあるかなと見渡してみても何も思いあたらず不安な気持ちになりましたが、尊敬…