へもか

憶測以上の確定未満

部屋に帰ること

今日は転職した会社に初出社だった。

定時退社をさせてもらい電車に乗って降りてマンションの扉を開けてコートを脱いで鞄を置いて、驚いた。

朝から仕事だけして、ひとりきりの部屋に帰ってくることが、こんなにさみしくてつらいとは思わなかった。あれ、みんなどうやって耐えているの、これ、って戸惑った。

二十代前半の、就職してひとり暮らししたときはぜんぜん違った。自分で稼いで暮らしていることが誇らしくて、部屋にひとりでも自分だけの空間になっていることが楽しかった。仕事が何一つ分からないことは不安だったけどそれ以上に興奮していた。

初日の仕事には充実感がないせいもあるだろうと思うけど、こんなに違うとは。しみじみ。明日は部屋に帰ってきたらどんな気分だろう。今日より良いといいな。

男性の色気に関する短い考察

先日、某ヒップホップMCのDJイベントに行ったときのこと。

伸びた前髪がひたいにかかっているところがやたらと色っぽかった。なぜこんなことがこんなにぼくの心のやらかい場所をいまでもまだ締めつけるのか。

すべすべとした白い陶器に黒っぽい糸が垂れさがっていてもそこに色気があるわけもなく(正直に言ってひたすら意味がわからないだけだ)、図として抽象化されても共通する性質や特性を見出すことは不可能であることから、光景だけが心を捉えているのではないと考えられる。

ただ場の一瞬の熱狂のためだけに、集中して我を忘れている、ひたむきさみたいなものが、たぶん色っぽかったんだと思う。坂口安吾の「続戦争と一人の女」に書かれていた覚悟を決めた男がこんなに可愛いなんてという文を思いだし膝を打った。そうだ、他の選択肢には目もくれず平然と投げうつ覚悟がきっと男性の色気の正体なのだ。

以上です。ご清聴ありがとうございました。

今夜、寝つけるだろうか。

どうも、rintaroです。

明日六年半勤めた会社を退職します。

入社後一年目に大きなリストラがあって平社員として一人残された私の仕事内容は大きく変わってしまい、それから給与の支払が遅れることもしょっちゅうでいいかげん潰れるかもなァと思いながらやっていて気づいたら六年目。

やりたかった仕事内容でなくなっても惰性でぬるぬると勤めていたから、転職先では苦労することになると思う。六年半は長かった。それでも造園を続けられることや今度こそ設計者として働けることは楽しみにしている。

そんな面接で話したような理由とはまったく別で、東京で働けることが、ただただ嬉しくて仕方ない。

すごい。好きなひとの近くで暮らせる、なんてなんて嬉しいんだろう。

今夜、寝つけるだろうか。

 

 

 

私がApple MusicからMOIST COATING FACE MASKに乗り換えた理由

どうも、rintaroです。

去年の12月からつかっていたApple Musicの自動更新を解除しました。
そして買ったのがMOIST COATING FACE MASKです。

MOIST COATING FACE MASKは素数株式会社が製造しているシートマスクです。
Apple Musciとシートマスクはどのような違いがありどこが優れているんでしょうか。特徴を比較して分かりやすい表にしました。

 

 

価格はどちらも980円ですが、シートマスクは50枚入のため1日1枚使うとすると50日使用することができます。すごいぞシートマスク(19.6円/枚)!

Apple Musicとシートマスクの違いが目立つのは、保湿や肌のキメを整える機能。

シートマスクを使うと肌がしっとり潤ってべたつかなくて気持ちいいので、もっと早くから使っていれば良かった!と思いました。

 

追記

Spotifyから招待コードが届いたのでそちらをメインに使うことにしただけです。聴いてみたいプレイリストが多くあって楽しめそうです。

シートマスクは安くて肌もいいかんじなのでオススメです。

 

【Amazon.co.jp限定】フェイスマスク 馬油 50枚入

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「アノマリサ」を観ました

どうも、rintaroです。

amazonプライムビデオになっていた「アノマリサ」を観ました。

人形をすこしずつ動かして撮影し連続させることで映像にするストップモーション・アニメーションの映画です。監督と脚本はチャーリー・カウフマン

空港と飛行機のシーンから始まる映画冒頭は、人形らしいディテール(顔にパーツの継目を残している)となめらかに動くリアリティが共存する画に圧倒される。

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探してしまう

どうも、rintaroです。

昨日今日は祖父の通夜と葬式に参列してきました。

ひさしぶりにあがった祖父母の家で化粧をしてもらった祖父に挨拶してもみんなで棺に収めても一晩おなじ控え室で過ごしても花を詰めながら顔を見ても、真っ白に焼きあがった骨を妹と箸で壷に収めても、どうやっても実感できなくて、会場を移動するたび祖母や従兄弟たちの横に祖父の姿がなくてどこにはぐれてしまっているんだろうと無意識に見回して何度も探してしまった。

祖父の姿をまだ探してしまうかもしれない。

祖母の横ではなくて、いつか母のなかや自分のなかに見つけられるかもしれない。

時間どうかな

あてもなく散歩をしているときに、相手が何か提案してくれて、あ、そうするとしたら時間どうかなと腕時計を見ようと手首を持ちあげている最中に、ほんのついさっき、この話をはじめるまえに相手が腕時計を確認していたことを思いだして、同じことを考えて同じ動作をしたことが可笑しくて腕時計の針を見ながら妙に愛おしい気持ちになるのです。