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へもか

憶測以上の確定未満

偶然と運命

映画

どうも、rintaroです。

あの名作、「(500)日のサマー」を観ていました。

 有名な映画なのであらすじもいらないだろうけど、グリーティングカードの企画を仕事にしているトム、職場にあたらしくやってきたサマーに運命の恋を感じたのに「恋人はいらないの」という彼女につい調子を合わせて気軽な付きあいを始めたものの、という話。

ボーイミーツガール、男と女の話、セックスフレンドと恋人の話。いろいろな話に感じられたと思いますが、私にとってはなんといっても偶然と運命の話だった。

トムにとってサマーは偶然ではなくて運命の人に感じられた。サマーは一貫して「真剣なおつきあいは考えられない」という姿勢。

そのサマーを相手に、好きな人がいる幸福感と全能感が全身から溢れてしまったり、些細な出来事から勝手な憶測をして心を黒く塗りつぶされるような気持ちになったり、まさに運命の恋をするトムはとてもキュートだった。
ストーリーだけなぞるとサマーはとんでもなくエキセントリックな女性になるのだけど、ちがう。サマーにとってトムはただの楽しい偶然で運命じゃなかったんだ。

物語の最後にトムが自分はただの偶然だと見過ごそうとしたことを運命へと、主体的に変換させることに私は強烈に共感してしまうのだ。

最初から運命と呼べるものはないけど、偶然を運命にすることはできる。たぶんね。