へもか

憶測以上の確定未満

電気圧力鍋に材料をぜんぶ入れてつくるスパイスカレーはうまいか

結論

家カレーとしては十分なおいしさです。

 

はじめに

ちょうど一年くらいまえに「火を使わずに南インドカレーをつくる」という実験をしたけども、もう電気圧力鍋にすべて任せてしまいたい。

できるのか、できないのか、どっちなんだ。とにかく結果を見てみたいという好奇心とラクをしたい一心で鍋にすべてを入れた。

 

レシピ

作ったことのあるレシピでシンプルなものということで、魯珈の齋藤さんのチキンカレーに決めた。YouTubeでも齋藤さん自ら説明しており、これを見たうえでも火を使わず作ろうというのは胸が痛い気もしたが実験のためなんだ、君(レシピ)には犠牲になってもらう。

電気圧力鍋に順に材料をいれていく。オリーブオイル、ホールスパイス、ニンニクとショウガ、タマネギ、鶏腿肉、パウダースパイス、トマト缶。

レシピでは水を入れるが、密閉される電気圧力鍋なので水なしでいってみよう。はい、加圧調理で10分。

 

できました

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良い点

十分おいしい。十分おいしいというのは、人にはごちそうできないが家カレーとしてはおいしい、という程度。

たしかに魯珈さんのレシピで感じられるスパイスひとつひとつがそれぞれ香るようなめくるめく存在感はないが、とくにパウダースパイスが粉っぽいというようなこともなくカレーになっている。

在宅勤務終了と同時にカレーにありつける。うれしい。だいたいの仕上がる時間もわかるのでそれまでに仕事を終わらせるぞというモチベーション(食欲)が湧く。

後片付けも圧倒的にラク。コンロもオーブンも使わないので、洗うのは鍋と皿とスプーンのみ。

 

悪い点

ホールスパイスの風味がメチャクチャ弱い。本来ならば油で加熱することで風味を油にうつすホールスパイス(ほとんどは油溶性)は、水で煮る電気圧力鍋とは相性が悪いのだろう。こんなに香らないシナモンスティック、かわいそうになっちゃう。

 

追記

今日は電気圧力鍋でサンバルをつくった。

ホールスパイスはテンパリング(ホールスパイスを油で熱して風味を引き出す作業)で最後に加えたら、マスタードシードの香ばしさやチリの香りが加わっておいしかった。電気圧力鍋ぜんぶちこみ調理の弱点を補うことは可能かもしれない。