どうも、rintaroです。
レイモンド・カーヴァーの詩集、「水と水とが出会うところ/ウルトラマリン」を読みおえた。この本は中央公論社のカーヴァー全集"The complete works of Raymond Carver"の第5巻。
生活の断片や記憶に思索や想像のフィクションが混ざりあって、エッセイとも短編ともちがうタッチになっている。
彼が感じている"起こらない"ことへの恐怖や、実際は一回きりの出来事を何度も何度も思いおこす苦痛、幸福な光景。事実とは別の心的世界をなぞっていくと、彼を立体的なひとりの人間として感じられる。
ある意味で、事実だけで捉えようとしないほうがその人に近づけるのかもしれない。
しかしあいかわらず巻末の村上春樹の解説がすばらしく、書くことに困る。
「水と水とが出会うところ/ウルトラマリン」の抜書まとめ | nusumigaki
水と水とが出会うところ/ウルトラマリン The complete works of Raymond Carver(5)
- 作者: レイモンドカーヴァー,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
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