妹とオザキフラワーパークに午前中から乗りこみ、流木と端材の板を買った。
まずはDen. lindleyi(リンドレイ)を流木につける。
デンドロビウムはランの一種です。
ゴツゴツとしたバルブがかっこいいので流木に着生したワイルドな姿にしたいと思います。
二〇一九年の冬に世界らん展で買ってからずっとビニールポットで育てていた。水を切らすことが多かったけど枯れることもなくタフな様子だった。果たしてなかはどうなっているのか。
袋麺かとおもった。
根が水苔をぜんぜん離さないので、隙間にピンセットを突っこみ水苔を引っぱりだしてなんとかほぐした。虫の一匹も出てこなくてホッとした。
やや傾けて流木にワイヤーで固定した。このまま置いても安定するバランスにした。
流木の端に穴があいているので、吊りさげることもできるようにしておいた。
これで花が咲いたらなかなかかっこいいとおもう。今年は根を大きく切ってしまったので花はないかもしれないけど。
ここで日が暮れてしまったけど、つづけてP.veitchii(ビカクシダ 'ビーチー')を板につける。
板、ちっちゃくないっすか。
ビーチーも二〇一八年に買ったままビニポットで育てているけど、白い繊細そうな見ためによらずワガママも言わず綺麗。
チョコレートかと思った。
ビニールのツルツルした質感を写しとるくらい根がつまっている。ピンセットでつまんで板につけられる薄さになるまでひたすら根を減らす。
たいていの植物は先のほうの根があたらしくて勢いのいい部分なので切っちゃうのはすごくもったいないけど、失ったら死ぬのは株元にちかい部分の根なのでそこを生かすために思いきっていった。
板に水苔を敷いてワイヤーでぐいぐい巻きつければ完了。
ビーチーと小さい板のバランスがいいかんじにできました。
このあと、白くみえているあたらしい胞子葉もいじけず伸びてきているので、なんとかうまくいきそう。よかったよかった。