ケンタッキーのチキンにいちばん合うスパイスはだれだ。
今回の挑戦者は以下の四名。
左から、ブラックペッパー、すだち七味、花椒、五香粉です。
ブラックペッパー
オリジナルチキンにまぶされた11種類のスパイスに入っているにちがいないので合わないわけはないが、わざわざ追加するスパイスとしては正直物足りないだろう。
あまり期待せず口にすると直接舌に触れたブラックペッパーはピリッと抜ける辛さが際立ち、うまい!
すだち七味
七味は日本のミックススパイス。
ただでさえ11種類のスパイスの衣をまとっているのに、七味(正確にはこの製品は六種の素材を使用)を追加してしまっては風味の渋滞がおこるのではないか。
一抹の不安とともにふりかけた七味から柑橘らしいキリッと酸味の立ったスダチの香り。これがチキンにあい、うまい!
花椒
夏頃でしょうか、期間限定で四川風麻辣チキンが供されていたのは。
公式が出しているくらいなので間違いない。
ジュワッと滲むチキンの油にヒリヒリ花椒のしびれるストイックな辛さが加わり、うまい!
五香粉
中華のミックススパイス、五香粉。
八角、シナモン、クローブ、花椒、陳皮、そのなかでも八角やシナモン、クローブによる濃厚で甘く複雑な風味が魅力。
これがね、塩気のチキンに甘い香りが加わると、またうまい!
ちなみにハーゲンダッツのチョコレートに五香粉をほんのすこしかけるととてもおいしいので、覚えておいてほしい。
結論
ぜんぶ、うまかった。
反省
天下のケンタッキーのチキンに合わないスパイスがあるわけがなかった。
逆に合わないスパイスや調味料を考えるほうがむずかしいかもしれない。「 オリジナルチキン+ビスケット+メープルシロップ」のセットからもわかるように、あのチキンは甘い系とも相性がいい*1。
あとはインドのスパイスと対戦させたい。
*1:もちろんそれを踏まえて五香粉をエントリーさせたのだけど。