冷たいフライパンにベーコンを並べて弱火にかけて、ジリジリとベーコン自身の脂で揚げるように両面を焼きつけます。美味しそうに焦げてきたら火を消してブラックペッパーの粗挽きをガリガリ振りかけます。
バターを柔らかくします。熱帯夜ならベランダの室外機のうえにでも小さくきったバターを載せた小皿を置くけど、200Wのレンジで1分加熱したほうが手軽ですよね。バゲットを適当な長さに切って斜め上から切り込みをいれてバターを塗ります。
朗報、バターは塗るほどおいしいのです。バゲットの穴にバターを詰めろ!
トマトに包丁を突きたてて芯をくりぬいたらヘタと水平方向にスライス。トマトは5mmくらいのやや厚めに切ったほうがジューシーさが際立って変化がついて良いんじゃないでしょうか。キッチンペーパーで断面の水分を拭きとります。余計な水分はパンをふやかしてしまうし味もぼやけてしまうのでやるとやらないとでは仕上がりがちがうんです、たぶん。
レタスもしっかり水分を拭かなくてはなりません。レタスは春巻きのように、芯から一巻きし左右を折りたたんでくるくる巻くと、最後までこぼれにくく上品に食べられるレタスになります。
ソースがほしいので、オイスターソースとマヨネーズを同量混ぜます。
パンにレタス、ベーコン、トマトを挟んでトマト側にソースを忍ばせれば完成です。
レタスとトマトが隣りあうとかじるたびに具材がすべって無限の彼方へ!さあいくぞ!しがちなのですこしでも摩擦係数の高そうなベーコンを。
トマトは水分が多く味がボケるのでソースでパンチを添えました。
やはりバゲットにバターを塗ります。
冷蔵庫からクリームチーズを取り出してバターナイフで薄く切って挟みます。クリームチーズは塗るものではなく挟むものです、具材として。
クリームチーズをパンに挟んで反対側にはディジョンマスタードをたっぷり塗ります。なくてもいいんですけど、ディジョンマスタードの酸味がおいしいです。
最後に生ハムをサッと挟めば完成です。
具材がぜんぶしょっぱいから味が決まります。
結局、好みのパンをゲットできるかどうかにかかっているんですけどね。