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へもか

憶測以上の確定未満

ワカメのリアリズム

まず牛蒡を出汁で煮る。醤油とみりんと砂糖を加えて適当に煮たら火から外して冷まして味を含ませる。

 

米を火にかける。しっかり吸水させておいたので米がまっしろ。

 

そのあいだに出汁巻き卵を巻く。焼きあがったらラップと布巾で包んで形を落ち着かせておく。卵ふたつ(約120g)に対し出汁を60g加えた2:1の比率は卵液がやわくてちょっと苦労した。

なんにしても卵料理はのどかな山吹色をしているわりに慌ただしく調理されるように思う。

 

ワー、米が炊けました。蓋を開けて米の炊けた光景が広がっていると(炊いていたんだから当然なんだけど)ワーと口にしてしまう。なんだろう、朝起きたら一面ふかふかに雪が積もっていたときと似た気持ちだと思う。

蓋をもどして蒸らしておく。

 

出汁巻き卵はなんとか形になっていた(よかったよかった!)ので切り分ける。

 

酢に砂糖と出汁を合わせた寿司酢らしきものを米に混ぜながら風を当て冷ます。

適当につかんでうちわにしていた封筒が前の職場から送られてきた源泉徴収票のものだと分かったらなんだか米が不味くなりそうだなと思い、洗面所からドライヤーを持ってきてクールの風を当てる様子を想像したけどさすがにやらなかった。

 

ハイ、巻けました。

 

断面を見てくれ、正月に包丁を研いだから、このシャープでエッジーな太巻きの断面を見てくれ。

 

VISION GLASSで味噌汁をいただく。

熱くて持てないし一年ぶりのリセットを決めて底から混ぜてしまった水槽にしか見えないしまったくメリットがない。そんななか具材のワカメがリアリズムを追求しているのがお茶目ですよね。